右手だけで完結!LisM左右分離キーボードを使いやすく最適化してみた

左右分離型キーボードの LisM を、片手(右手)だけでWeb操作やスクロールまで可能になるように設定を見直したところ、操作性が大幅に向上しました。

LisM 無線左右分離キーボード

使用環境と設定方針

仕事では支給のノートPCに接続して使っていますが、オフィス内を移動しての会議のときはノートPCのJIS配列キーボードを使うので、LisMの配列もなるべくJISに近づけていて、切り替え時の違和感も少なくしています。

LisMの特徴

  • 超薄型・軽量設計。 持ち運びが容易。
  • Bluetooth接続対応で最大4台切替可能。 仕事用を含めて4台のPCをワンタッチで切替でき、とても便利。
  • 左右分離型 + ロープロファイルキー。 狭小ピッチで指の移動量が少なく、入力ミスが減る。
  • トラックボールサイズは1U(10〜20mm選択可)。 Keyballよりキー数が2つ多い全41キー構成。
  • 片手操作に最適化可能。 戻る・進む・右クリック・スクロールの操作が可能で、トラックボールマウスのような感覚で使える。

慣れるまでに少し時間が必要

ロープロファイルでピッチも狭いため、最初は指の動きに戸惑うかも。でも、Keyballなどの分離型キーボードを使った経験がある人なら問題なし。慣れてくると、このコンパクトさがむしろ心地よく感じられます。

カスタマイズ好きにはちょっとした課題も

17mmピッチに対応したキーキャップはまだ選択肢が少なく、デザインや素材でこだわりたい人にとっては少しつまらないかも。。 とはいえ、最近はBoothなどのショップでも対応品が増えているので、今後の選択肢拡大に期待。

サイズ感

サイズ感の違い-縦横サイズ-

サイズ感の違い-高さ-

ZMK Firmwareでの設定内容(ZMKであれば他キーボードでも同様に使えるはず)

LisMはZMK Firmwareを採用しており、設定を工夫することでさらに快適に。

この構成により、右手だけでページ操作が完結します。

github.com

揃えたパーツ

まとめ

LisMは、左右分離キーボードの自由さとトラックボールの利便性がうまく両立したキーボードで、 最初は設定やキー配置の調整に少し手間がかかりますが、慣れてくると右手だけで完結する操作感が手放せなくなります。
Bluetooth接続の安定性、軽快な打鍵、静音性、そして高いカスタマイズ性――これらが揃っており、「持ち運べる理想の作業環境」にぐっと近づきました。

LisMキーボードで、ZMKのJIS配列とトラックボードのオートマウスレイヤー化

たまたま運よくLisMを手に入れることができました!!

左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチなキーボードは初めて。
Keyball(写真奥側)は使いやすかったけど、比べるとかなり小さくて驚いてます。これから使っていくのが楽しみ。

Keyballの時と同じように使いたかったので、ZMK FirmwareでJIS配列とトラックボードのオートマウスレイヤー化をしました。

JIS配列対応

config/lism.keymapに以下のように、defineでJISとUSの組み合わせを設定することで対応可能。
ただ、Keymap Editorに表示されなくなるので、予めKeymap Editorである程度設定しておくのが楽かも。

#define JP_DQUOTE       AT                // "
#define JP_AMPERSAND    CARET             // &
#define JP_QUOTE        AMPERSAND         // '
#define JP_EQUAL        UNDER             // =
...

config/lism.keymapで以下のように設定。

        layer_2 {
            display-name = "Mark Layer";
            bindings = <
&kp EXCLAMATION  &kp JP_DQUOTE      &kp HASH  &kp DOLLAR  &kp PERCENT                    &kp JP_AMPERSAND   &kp JP_QUOTE   &kp JP_LPAREN     &kp JP_RPAREN   &none
&kp F11          &kp F12            &kp F13   &kp F14     &kp F15                        &kp JP_EQUAL       &kp JP_TILDE   &kp JP_PIPE       &kp JP_PLUS     &kp JP_ASTERISK
&kp F16          &kp F17            &kp F18   &kp F19     &kp F20                        &kp JP_LBRACE      &kp JP_RBRACE  &kp JP_BACKQUOTE  &none           &none
&trans           &trans             &trans    &trans      &trans       &trans    &trans  &trans             &trans         &trans            &trans          &trans
            >;
        };

オートマウスレイヤー化

snippets/trackball-central/trackball.overlayに以下のように変更することで、オートマウスレイヤー化が可能。
以下コードだと、レイヤー1をオートマウスレイヤー化していることになり、トラックボード仕様後1.5秒間、レイヤー1が有効になります。

// セントラルのリスナーを有効化し、deviceを紐付け
&central_listener {
    status = "okay";
    device = <&trackball_central>;
    input-processors = 
        <&zip_xy_transform (INPUT_TRANSFORM_X_INVERT | INPUT_TRANSFORM_Y_INVERT)>,
        <&zip_temp_layer 1 1500>;

左トラックボールでのスクロール対応

snippets/trackball-peripheral/trackball.overlayに以下のように変更することで、左トラックボールでスクロール操作が可能になりました。
&trackball_split { device = <&trackball_peripheral>; input-processors = <&zip_xy_to_scroll_mapper>, <&zip_scroll_scaler 1 8>; // <&zip_xy_transform (INPUT_TRANSFORM_X_INVERT | INPUT_TRANSFORM_Y_INVERT)>; };

以下コード
github.com

参考サイト

以下を参考にさせてもらいました。
note.com

zenn.dev

zenn.dev

zmk.dev

qiita.com

気になるキーボード

現在のメインキーボードがkeyball39なので、最近続々と増加している左右分割、親指トラックボール搭載機から、今後購入してみたいキーボードをピックアップ。

Keyballish

  • 本家keyballをもとに、ロープロ、狭ピッチ化。
  • 39キー、カラムスタッガード。狭ピッチバージョンは17mmなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、QMK_FirmwareなのでRemapに対応。JIS、US配列が可能。 note.com

roBa

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ。ロータリーエンコーダも搭載可能。
  • 43キー、カラムスタッガード。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。オートマウスレイヤーも対応可能。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れる必要あり。 nalulab.booth.pm

moNa2

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ。ロータリーエンコーダも搭載可能。
  • 42キー、カラムスタッガード。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。オートマウスレイヤーも対応可能。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れる必要あり。 booth.pm

torabo-tsuki LP

  • 左右分割、無線、ロープロ、電池駆動。
  • 42キー、カラムスタッガード。ノーマルピッチ。キーキャップの選択しが広い。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。オートマウスレイヤーも対応可能。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れる必要あり。 booth.pm

MeKaBu

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ。
  • 46キー、格子配列。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。オートマウスレイヤーも対応可能。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れる必要あり。 mekabukb.booth.pm

tomkeyLk

  • 左右分割、無線、ロープロ化。
  • 40%(43キー)、格子配列。ノーマルピッチ。キーキャップの選択しが広い。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。オートマウスレイヤーも対応可能。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れる必要あり。 booth.pm

KUKEY42

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ、左手親指の水平ロータリーエンコーダ。
  • 42キー、カラムスタッガード。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。オートマウスレイヤーも対応可能。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れる必要あり。 booth.pm

Conductor

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ。
  • 40キー、格子配列。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、ZMK Studio。ZMKなのでKeymap-Editorもオートマウスレイヤーも対応可能なはず。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れられるはず。

conductor ver.0.1.1 – Plot.

https://plotoftheprototype.com/products/monokey

LisM

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ。モジュール化により、水平・垂直ロータリーエンコーダー搭載可能。
  • 40~42キー、格子配列。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。オートマウスレイヤーも対応可能。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れる必要あり。 shop.4mple-lab.com

LiNEA40

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ。水平ロータリーエンコーダー搭載可能。
  • 1U 14mmトラックボール搭載
  • 40キー、格子配列。ノーマルピッチ。キーキャップの選択しが広い。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。オートマウスレイヤーも対応可能。US配列なのでJISはJIS配列はFirmwareに手を入れる必要あり。 booth.pm

FrostOrtho

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ。水平ロータリーエンコーダー搭載可能。
  • 19mmトラックボール搭載
  • 41キー、格子配列。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は???。

booth.pm

Corchibi

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ、1Uトラックボール
  • 19mmトラックボール搭載
  • 50キー、格子配列。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。
  • 見た目が、ほぼCornix LP。

booth.pm

Pyuron

  • 左右分割、無線、ロープロ、狭ピッチ、1Uトラックボール
  • 18mmトラックボール搭載
  • 40キー、格子配列。17mmの狭ピッチなのでキーキャップの選択肢は少ない。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。

booth.pm

MoooseFree

  • 左右分割、無線、MX互換/ロープロファイルの両対応、ロータリーエンコーダ+4方向スイッチ、大玉トラックボール
  • 55mmトラックボール搭載
  • 58キー、カラムスタッガード。MX互換/ロープロファイル両対応なので選択肢が広い。
  • キーマップ設定は、ZMK FirmwareなのでKeymap-Editor、ZMK Studioに対応。

booth.pm